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米 厳重警備の刑務所から2人が脱獄

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アメリカのニューヨーク州北部にある特に警備が厳重なことで知られる刑務所から受刑者2人が壁などに穴を開けて脱獄し、州警察が数百人態勢で2人の行方を追っています。
ニューヨークの州政府によりますと、脱獄したのは、殺人の罪などで服役していた48歳と34歳の男2人です。2人は州北部のダンネモーラにある刑務所で隣り合わせの部屋に収容されていましたが、6日、刑務所の見回り点検でいなくなっているのが確認されたということです。
刑務所が調べたところ、2人は電動の工具を使って部屋の壁や配管などに人が通れる穴を開け、刑務所近くのマンホールから外に出たとみられるということです。
2人が脱獄したとみられる配管には「よい一日を!」と書かれたメモが残されていました。また、2人はベッドに衣類を詰め込んで寝ているように見せかけていました。
この刑務所は、州内で最も警備が厳しい施設として知られ、150年前に開設して以来、受刑者が脱獄したのはこれが初めてだということです。
2人は7日になっても見つからず、州警察は2人の情報に最高で10万ドル、日本円でおよそ1200万円の懸賞金をつけました。数百人態勢で刑務所の周辺を中心に2人を捜索するとともに、周辺の住民に不審な人物に注意するよう呼びかけています。
 
ホワイトハウスの警護や今回の件、サブプライムローン、黒人差別など、楽しい行事がてんこ盛りなアメリカ。